2011年1月28日金曜日

白金アンテナ@寺開催!

白金アンテナ@寺というイベントを開催します。お寺は多様な人々が集い
地域コミュニティの中心となる場所。そのお寺で、私たち白金アンテナが
今まで受信してきた白金の魅力を、写真・動画・パネルディスカッション・・
様々な手段を活用して発信します。
このイベントが学生にとって地域と出会うきっかけとなり、新たな人と人と
のつながりが生まれるような場になってほしいと思っています。

【詳細】
・日時:2月3日(木)15時~18時半(途中参加可)
・会場:明福寺(東京都港区三田四丁目4番14号)
・集合時間・場所:14時50分 白金高輪駅改札前
・参加費:300円 ※交流会参加者は会費別途徴収
・定員:30名 ※先着順
・申し込み方法:下記アドレスに、氏名・当日連絡が取れる連絡先
学生の方は学籍番号を明記の上、お送りください。
【参加申し込み先】 kanesirokun@gmail.com
・申し込み締め切り 1月31日
・主催:明治学院大学教養教育センター開講科目 ボランティア学8
・協力:さんじ会(三田寺町仏教青年会) 白金志田町倶楽部 

【プログラム内容】
・街歩き
・地域の魅力発信
・学生と住職さんによるパネルディスカッション
・明治学院大学茶道部によるお茶会
・交流会

街歩きから交流会まで、白金の魅力がぎっしりと詰まったイベントとなっております。
奮ってご参加ください。

寺アンテナ担当 黒澤友貴

2011年1月27日木曜日

白金アンテナ@寺 打ち合わせ

1月27日13時から白金アンテナ@寺イベントの打ち合わせ&リハーサルを行いました。
黒澤、りか、かな、杉ちゃん、とみーに加えてカメラマンの森田が参加。

最初にスケジュールと備品確認を行ってから、本堂に移動して司会つきのリハーサルを行。
順調に流れていくがパネルディスカッションのところで、行き詰まってしまう。自分たちが何を伝えたいのかということがハッキリしていないのが原因だったかと・・・

そんな中、人との縁について、中根さんに話をしてもらいました。

社会人になると、金銭のことを一番に考えるようになってしまう。そうなると、人間関係を犠牲にするようにもなってきてしまう

現代は核家族化が進み、嫁と姑の関係もなくなってしまっていること(中根さんの経験も話して頂きました)

そして学生への問いとして、人との関係をつくることが煩わしいという人が多い中、学生が地域に出ていき何を感じているのか。その感情の変化を聞きたいと意見を頂きました。

中根さんのお話により、盛り上がりはしたものの、議論が白金の魅力を伝えるという趣旨から広がりすぎているのではないかという意見がでたりと、あまりまとまらず・・・



その後、お茶会とワークショップのシュミレーションを行い、リハーサルは終了しました。
・・・気づいたら18時過ぎ、5時間に及ぶ打ち合わせ&リハーサルが終わりました
うまくいっていない部分もあるけど形は見えてきていると思います。


今までも、坊主部を訪ねてから始まり、ジャズコンサート、写真を活用して地域の魅力を伝えたいといった、中身がほとんど詰まっていない提案すべてに耳を傾けてくれ
いつも真摯に向きあってくれる、中根さん、林さんに感謝です。

絶対に3日のイベントは意味あるもの、次につながるものにしたいと思います!

寺アンテナ担当 黒澤友貴

2011年1月21日金曜日

第二回匠アンテナ 工場見学

第二回匠アンテナ 町工場見学に行ってきました。
押見さんに紹介して頂き、今回訪れたのは、南麻布にある城山製作所というプラスチックをつくっている町工場です。
白金高輪駅から徒歩15分、桜田通りから路地に入っていったところに城山製作所はあります。

今回は、黒澤・七海の二人でおじゃまをし、13時~15時までの間、インタビューと工場見学をさせて頂きました。
対応して頂いたのは代表取締役の坂井さん。
坂井さんは生まれは白金であるようですが、現在は白金には住んでおらず
仕事のために通っているらしいです。
工場で働いている人は、白金に住んでいると思い込んでいましたが
どうやら3代目になると出身が白金でない場合が多いとのことです。

城山製作所は樹脂精密加工品の製作全般を行っている工場で
50年以上前から、この白金で工場を構えています。
工場では5人の職人さんが働いていて、プラスチックを切る、削る、磨く、穴をあけるといった作業が大型の機械を使って行われていました。


工場で働いている方の中には、中学校を卒業してからずっと工場で働いている人も
いるらしく、まさしく職人さん!
職人さんの中には工場の上が寮となっていて、そこに住んでいる方もいるようです。

坂井さんとのお話はときどき脱線しながらも、白金の昔話、工場のことなど色々と話をしてくれました。
昔は魚らん銀座と呼ばれていて、賑わっていたこと
魚らんあたりには町工場で働いていた人たちがよく行っていた定食屋さんがあり、500円で食べられる焼き鳥屋さんがあったこと
映画館や銭湯(坂井さんの同級生の家)があったこと・・・など
白金の昔話を聞くだけでもおもしろく、大変興味深かったです。
このような話を聞いていて感じたのは
今あるものだけではなく、今は失われてしまったものや、地域の人々の記憶の中だけにしか残っていないものを、インタビューや対話の中から聞き取り、発信していくのが自分たちの役割なのだと再認識しました。
工場で作ったというプラスチックの物入れ?も頂きました。
2月3日の寺イベントで使わせて頂きたいと思います。
坂井さんには、MMRのリーダーである前田さん、東港工業さんと押見さんの友人である畑鉄鋼さんを紹介して頂きました。次回の町歩きでは、この2つの工場のどちらかを回れたらと思います  







2011年1月18日火曜日

お遣い

石塚と黒澤が、15時ごろに、先日匠アンテナの街歩きでお邪魔させてもらった
斎藤さん(明学OB)という職人さんのところへイベントのチラシを渡しに出かけました

残念ながら斎藤さんは仕事が忙しいとのことで話せなかったのですが
そのときに丁度、向かいの町工場で働いている押見さんがお母さんと一緒に出てきました

どうやら押見さんはお母さんのお遣いに一緒に行くとのこと
お母さんが一日中、家の中に閉じこもらないように
週に3回くらいは、仕事を休憩して一緒にお遣いへ行くらしいです

押見さんから「一緒に行く?」と言ってもらい、四の橋商店街まで4人で一緒にお遣いへ行くこととなりました

ゆっく~りと歩きながら、押見さんと話をする

昔は四の橋商店街ではなく、魚らん商店会へ買い物へ行っていたこと
夕方になると人がごった返しで、非常に賑わっていたこと
町工場の女将さんが、働いている人の分の食事を作るために、まとめ買いをしていたこと

白金高輪がさびれてきたのは、恵比寿ガーデンプレイスができたころで
若い人が外へ買い物へ行くようになってしまったからだそうです

いろいろと昔の話を聞きながら
10分くらい歩いてスーパーに行きつく

町工場で働く職人さんと、そのお母さんと学生2人が一緒に買いものをする
という異質な光景

本来の目的とは全く違ったけれど
偶然会って、あいさつをして、一緒に歩きながら他愛もないことを話す

白金アンテナが目指す、学生と地域の人の関係性ってこれだと実感することができました

寺アンテナ担当 黒澤

2011年1月16日日曜日

白金アンテナの歴史 10月26日~12月21日

続けて白金アンテナの歴史・後篇
報告書は前篇に続いて杉ちゃんからです

1026
志田町倶楽部 伊藤会長のお話を聴く
志田町倶楽部の活動、白金に対する思い、課題を語ってもらった。
町ぐるみの子育て
ドッグラン
防犯パトロール
白金グローバルフェスタ
寺巡りスタンプラリー・・・
地域の人の思いを聴くことも、企画の第一歩である。
2030分~志田町防犯パトロールに参加
月に2回、志田町倶楽部では防犯パトロールをおこなっている。
ボラ8のメンバーも参加してみた。
わざわざお店から顔を出して挨拶をする地域の方もいた。
こうしてみると、知らなかった白金の街も見えてくるものだ。


112
中華料理店ふるさわで企画案を持ち寄り会議
授業は休講だが、先回の伊藤会長のお話とパトロールで気付いたことを参考に、グループで各自企画を持ち寄った。
チームの企画案として、「実現可能性のあるもの」「継続性のあるもの」を軸に企画を三つに絞った。
    白金街歩き
    志田町子供倶楽部
    寺巡り

119
さて、本格的にチームとして企画立案に向けて動き出した。
しかし、チームとしての動きだしは不調であった。
企画案が何個も出るがまとまらない。
連絡が取れない・・・
とりあえず3つの案をなんとかパワーポイントで発表した。
白金街歩きと寺巡りの共通点を見つけ出すというアドバイスを頂く。

1116
お寺でのジャズコンサートや、志田町倶楽部と関係する坊主部があるらしいことを発見。
白金に多くあるお寺という資源をつかってなにかできないかという方向性に変わっていった。
企画名「侍」・・・人がつながる場所としてのおてら。
侍のように精進していく場所。変わらないものとしてそこにあり続ける・・・
寺がそんな場所になれたら。という思いを込めた。

1123
見沼田んぼ収穫祭
見沼田んぼの収穫祭のお手伝いに、ボラ8の有志で集まりました。
お米おいしーい!新鮮野菜おいしーい!
農業って循環型生活をよくあらわしているな、と感じました。
たまには気分転換ね!
 
1130
ところが、企画はぐるぐる回り続ける。
お寺でのジャズ、こたねの延長、みらい塾の活用・・・
個人がやりたいことはどんどん出てくる。
しかし、方法論を探しても∞通りである。
さらにアートが出てきて、住職さんが出てきて。
結局私たちはなにがしたいのだろう。

127
結局寺でのジャズに落ち着き、企画書を出す。
寺の本来の役割である、
ひとが集まる場所としての寺
非日常空間としての寺
シュガーヒルといった資源を効果的に使えるようにした。
ジャズならば、明学生も巻き込みやすいだろう。

しかし!
6日の副住職さん聴きとりで、坊主部が存在しないことが判明!
また、杉の茶道部を生かす
石塚さんのこたね
森田さんのアートなど
チームメンバーの個人の資源を生かす方向に考え始める。
そして、今まで右往左往しながら立ててきた企画であったが、
この授業のプロセス自体がすでに企画になってしまうのではないかという新たな発想も生まれる。
そしてそのプロセスの中にはチーム石塚の個性がちりばめられている。

さて、どうするか。
可部さんに方向性を定めるのを手伝ってもらいながらチームの軸を再検討する。
「白金地域の魅力を発信していけたらいいよね」
全員の思いが一致した。
1214
こうして「白金アンテナ」は誕生した・・・
チームはそれぞれが白金地域の情報を発信するアンテナとなった。
白金職人の思いを伝達する「匠アンテナ」
副住職さんやお寺の思いを伝達する「寺アンテナ」
白金の食をプロデュースする「食アンテナ」
アートで思いをつなぐ「アートアンテナ」

それぞれがアンテナとなり、情報を発信していく。
これが私たち白金アンテナのミッションである。

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2月にイベントをおこなうことも決定!
アンテナ全体の出口はどこなのかを共有すること。
どこが魅力なのかもう一度考えること。
この2つが今後の課題



とりあえずここで授業報告終了です
白金アンテナの誕生するまでが少しは理解してもらえたと思います
各アンテナの進捗状況やイベントの進み具合は引き続き更新していきます!



2011年1月15日土曜日

第一回グルメツアー報告

グルメアンテナ第一回目の投稿です!

グルメアンテナとは、学生目線のグルメ情報を発信するアンテナです!
明学生は、友達との食事やサークル・ゼミの飲み会などの際に、品川駅や目黒駅付近の飲食店を利用しているのが現状です。「明学生が白金の飲食店を利用する」ということがあまり見受けられません。
そこで、白金の飲食店を紹介し、「食」を通じて明学生と白金の距離を縮められたら…と考えています。
「学校帰りの学生が、大学近くの飲食店でわいわいする…」そんな“学生街”のイメージを抱きながら、明学生に白金の飲食店を知ってもらい、利用してもらえるよう、学生目線のグルメ情報を発信していきます!

LUNCHに『香港飯家』という中華料理店と、食後に『白金珈琲』へ行ってきました!

実は、最初は『とんかつ三好弥』に行こうかと歩いていたのですが…

「あれ??お店がない!!」

そうなんです!
お店がなくなってしまっていて、空き地になっていました。。
残念でした。。いつの間に、お店を閉めてしまったのでしょうか?

そんなこんなで、再びお店を探し始めまして…見つけたのが『香港飯家』でした!

『香港飯家』

りかちゃんは「高菜ラーメン」、杉ちゃんは「カニレタスチャーハン」、私は「ホイコーロー定食」を頂きました。
全部にプルプルの杏仁豆腐もついてきますよ^^
しかも、定食にはスープもついてきてきます!
寒かったのでおいしいスープで温まりました^^
全体的にボリュームもあって、価格も800円前後で本格的な中華の味が楽しめますよ!

『白金珈琲』

中華を満喫した後に、学校へ向かって歩いていたところ、『白金珈琲』を発見!!
キレイで、新しい建物の感じがしたので、お店の方にお話を伺ったところ…
2010123日にオープンしたらしいです!!
店内は、コーヒーのいい香り^^
テーブルとイスはないので、まったりくつろげる喫茶店という感じではなく…
“コーヒー豆”を専門に扱っているお店です。
ただ、淹れたてのコーヒーやカフェラテなど、ちょっとした飲み物はあります!
私は、「白金ブレンド」をお持ち帰りしました(ショートサイズで300円)。
苦味が強くなく、スッキリとした味わいで、美味しかったです^^
おススメですよ!


以上、114日の白金グルメアンテナでした~

2011年1月12日水曜日

1月12日 第1回匠アンテナ取材

白金匠アンテナ第1回目の取材は港区白金1丁目にある押見製作所に行ってきました。
大学から見える白金タワーのちょうど裏側にある町工場で、
親子2代で「NC旋盤」(エヌシーセンバン)という機械を使って
ステンレスなどの部品を加工しています。
私が押見さんと出会ったのは白金志田町倶楽部の活動に関わるようになってから。
20102月に行われた「こころのたねとして@白金高輪」(http://gowesto8.exblog.jp/m2010-02-01/)では、
私と一緒に詩の朗読をしたメンバーの一人が押見さんの町工場を担当し、
その他にも志田町倶楽部の活動やその後の交流会では何度かお話する機会があったのだけど、
工場内を取材させてもらうのは初めてで、
こんなにも工場が面白いなんて思いませんでした。
押見さんの工場では、ステンレスや真鍮、鉄やアルミなどの金属の小さなかたまりを、
旋盤機についているいくつもの「バイト」と呼ばれるドリルのようなもので切削して金属部品を加工していて、
3台ある旋盤機のうち、2台は旋盤機にプログラムを入力して、
操作ボタンを押すといくつかの工程が一度にできるようなんだけど、
プログラムを入力するのに2時間程度かかることもあるそうで、
受注する部品は大量生産するのではなく、20個とかの単品の部品製作を受け持っているみたい。
残りの1台はプログラムを入力するのではなく、手動で切削の調節をするもので、
小さな町工場でも旋盤機が入り始めた昭和55年から今でも現役で働いている。
取材の際にお父さんも工場に来てくれ、白金の町が軒並み町工場が広がり、
町工場の従業員が商店を利用することで工業と商業が共に発展していた時の話を聴かせてくれた。
だけど、現在では再開発で地価が上がり、高層マンションが増え、
9割の工場はなくなってしまったんだって。
押見さんに部品を加工する過程を丁寧に説明していただいたあとは、
押見製作所周辺の町工場をいくつか案内してもらった。
その中の一つが斉藤螺子製作所で、話をしてみると工場主の斉藤さんは明学のOBさんだった。
詳しい年度をお聞きしなかったが、1970年代後半に今はない商学部を卒業し、当時の明学大の様子を話してくれたが、話を聞く限り、今はない建物の名前がいくつか出てきて、
大学内の建物は大きく変わっているようだった。
斉藤さんの工場ではベルトを動力として利用し、工場内そのものやねじを作る際に使う油の色がとてもレトロで私はなんだかとても好きな光景だった。
今回、いくつかの町工場を見学させていただいたが、それぞれの工場にそれぞれのにおいや音があり、金属加工の製作過程はとても興味深い。
それに、1つの工場を見学するだけになるかと思っていた第1回の取材だけど、
押見さんのネットワークで押見製作所周辺の町工場をいくつも巡ることができ、
そこで出会った工場主さんとの会話や人柄が興味深くて、
ますます白金の良さや魅力に魅かれていきそう。
まだ取材は始まったばかりだけど、これからまた、
白金の工場を一つ一つ開拓していきたいなぁと思う。
白金 匠アンテナ担当  石塚

2011年1月6日木曜日

白金で年越し

寺アンテナ、第一回目の町歩きは、なんと12月31日~1月1日元旦にかけて行いました 元旦と言えば初詣・・・地域の人がどのようにお寺と関わっているのかということを調査するチャンス!と考え、極寒のなか、11時に白金高輪駅に集合し、町を歩き始める

前を通り過ぎたお寺も含めて、ご紹介!

明福寺→常林寺→慈眼禅寺→魚らん寺→泉岳寺→覚林寺(かくりんじ)(白金清正公)→瑞祥寺
→増上寺
約4時間は歩いたかと・・・

白金高輪の地域で除夜の鐘を行っていたのが発見できたのは、慈眼禅寺と泉岳寺
結局、いつものフィールドが外れ、泉岳寺で除夜の鐘をつきました。
泉岳寺は有名なお寺であるため、除夜の鐘をつくまで、1時間近くは並ぶ必要があり
凍え死んでしまいそうになる
その後ぐだぐだと歩き
最終的に増上寺に行きつきました

結局有名どころの泉岳寺と増上寺に甘んじてしまいました。

寺アンテナでは、有名で大きなお寺だけではなく
小さいお寺であっても、そこにいる人と出会い、対話し、関係性をつくっていくことが大切だと思います。

白金で始まった2011年
白金アンテナが順調にスタートするといいなと思います!

アンテナ紹介

白金アンテナは4つのテーマに分かれて、白金の魅力を発信していきます。
きょうは、それぞれのアンテナの紹介をします!

匠アンテナ
匠アンテナとは多くの人が「高級・おしゃれ」なイメージを持つ白金の町を歩いてみると、町の至る所に小さな工場があるのを皆さんは知っていますか?京浜工業地帯の中心である白金地区には今でも製造業の町工場がいくつもあり、その場所が実は「この製品は全国でココでしか作っていないんだよ~」なんて場所もあります。
匠・職人アンテナでは、MMR(みなとものづくりルネッサンス)http://www.minato-mmr.net/のネットワークを伝って白金の町工場を練り歩き、白金にしかない資源発見、匠の技を伝えていくことが出来たらいいかと考えます。商工業の町として発展していった本来の白金の町の姿を一緒に発見していきましょう。

アートアンテナ
アートアンテナは白金地域で、ふと立ち止まる。いつもは足早に通りすぎ、見過ごしてきた白金の風景には多くの魅力が詰まっています。そんな白金を舞台に表現活動できる場やアートを紹介していきます。思いが込められた表現を感じ、発信するアンテナです。

寺アンテナ
 
白金には以外とお寺が多い!白金の魅力とは何か?と考えたときに私たちの中で「お寺」というキーワードが一番に出てきました。この白金の以外な側面を学生に伝えられないか・・このような考えから寺アンテナはスタートしました。
寺アンテナでは寺巡り、住職さんとの出会いを通じて寺町・白金の魅力を発見、発信していきます。お寺は多様な人々が関わり地域コミュニティの中心となる場。学生による情報発信やイベント開催を通じてお寺が地域の人々や学生にとって今まで以上に身近な場所になってもらえればと思います。

食アンテナ 
グルメアンテナとは、学生目線のグルメ情報を発信するアンテナです!
明学生は、友達との食事やサークル・ゼミの飲み会などの際に、品川駅や目黒駅付近の飲食店を利用しているのが現状です。「明学生が白金の飲食店を利用する」ということがあまり見受けられません。そこで、白金の飲食店を紹介し、「食」を通じて明学生と白金の距離を縮められたら…と考えています。
「学校帰りの学生が、大学近くの飲食店でわいわいする…」そんな“学生街”のイメージを抱きながら、明学生に白金の飲食店を知ってもらい、利用してもらえるよう、学生目線のグルメ情報を発信していきます!

★お菓子探しの旅
食アンテナの一部である「茶道のお菓子をさがして」企画は、明治学院大学愛好会茶道部から発足しました。「人の集まる場所、交流の場所」としてのお茶とお寺の共通点から、白金地域と学生のつながりをつくることを目的としています。
イベントの茶会にふさわしいお茶菓子をさがしながら、白金地域のお菓子屋を巡ります。その過程でできた地域の方とのつながりから、茶道部の学生が白金地域との関わりを持つようになることを目指します。
以上4つのテーマを中心に白金の魅力を発信していきます!
 

2011年1月5日水曜日

シロカネ・グローバルフェスタ

 2007年から毎年5月に実施されている縁日、シロカネ・グローバルフェスタ。通称、グロフェス。もっと人やまちを好きになってほしいという想いが高まり始まったこのフェスタは地域から世界へとつながり、多様な人が織りなす縁日です。白金高輪駅に近い白金タワー(白金アエルシティ)の周辺道路で、毎年徐々にその集客を増やし、2010年には5万もの人がこの縁日に参加しています。運営は白金志田町倶楽部で、外務省から大学、NPONGOなど多様な機関が後援し実施されています。

2010年度のグロフェスは地域主体で行う、子どもから大人までが安心して楽しめるお祭りを目指し、地域にある飲食店や物販店を始め国内の地方からの物産展など80店舗以上が出店、ステージ上では地域の子どもからプロミュージシャンによる生ライブ、そして西アフリカ・ブルキナファソ国との交流も行われました。

明治学院大学の学生も準備段階から関わり、当日は地域住民の方や学生で屋台を出したり、ステージ上でのパフォーマンスを行っています。運営のミーティングからビラやポスターの作成まで様々なことでお手伝いしています。

私は普段の白金地域には見られない人の数に圧倒されながら、地域にある鶏肉屋さんのブースのお手伝いをしました。

縁日といういつもとは違った感じがして自分の気持ちが高まり、人との会話もはずむ。
数人の有名人も見て、田舎者の自分としては少し感動しました。

ベビーカーを引いて回る若いお母さんや子どもたち、ご老人、若者、出身地が異なる人、ましてや国籍の違う人…。それでも白金でこの縁日を通して出会う。

シロカネ・グローバルフェスタは自分に“つながり”の大切さを教えてくれる、そんな縁日です。

参考:白金志田町倶楽部HP-グローバルフェスタ:http://www.ifaps.org/kai.html

こころのたねとして@白金高輪2010

「こころのたねとして@白金高輪2010」は201027日に東京都港区にある白金商店会 四の橋市場にて行ったアートイベントです。

このイベントでは、学生有志10人が白金高輪地域にゆかりのある住民10人を対象に可能な限り仕事を手伝うなどして、対象者の暮らしや営みに触れながら共に過ごした時間の中で聞いたこと、感じたことを詩という形で表現し、発表しました。

会場となった四の橋市場は明治学院大学の裏側の路地を一本入ったところにある古くから町の人々に親しまれてきた商店街で、普段は八百屋のスペースを朗読発表会場として使わせていただきました。

当日は学生10人が作った詩の朗読と、ワークショップを行い、聞き取った白金の町の記憶や歴史を未来に向けてモノガタリとして紡ぎだしました。「こころのたねとして」を開催するまで学生の多くは「白金」というとシロカネーゼやプラチナ通り、大学周辺に高くそびえたつ高層マンションやビルに象徴されるような高級でおしゃれなイメージを持っていたが、会場として使わせていただいた四の橋市場をはじめ、聞き取りから浮かび上がってくる「白金」の姿は古くからある町工場や下町人情が残る白金でした。

こころのたねとして@白金高輪で白金地域の住民と関わったことや、町の中に入るきっかけが出来たことで、それまで大学と最寄り駅を往復するだけだった日常から大学周辺に立ち寄れる場所を作ることができました。また、白金の高級なイメージをいい意味で崩すことができ、本来の白金の姿、現在に至るまでの町の移り変わりや人々の営みを知ることが出来たと思います。


第二回 こころのたねとして@明学


 2月に続いて、6月には明治学院大学にて「こころのたねとして」の発表を行いました。これは、6月末に行われた日本ボランティア学会の特別セッション枠として開催され、ボランティア学会のテーマであった「寄り合う場としての原っぱ」のもと、普段は学生や教職員という、特定の人しか集まらない大学の施設に、白金の住民の方々など、様々な人が集まる場「原っぱ」を現前させるべく、「こころのたねとして」を開催しました。
 白金に大学があるのに、白金の町や人について知らない、または関心がない学生。私も、きっかけがなければ、そのうちの1人であったかもしれません。それまでは、「シロガネーゼ」という言葉に見られるように、白金を「高級住宅街」や「セレブが住む町」というイメージで捉えてしまい、「シロガネーゼ」という言葉に捕らわれ、白金の町を表面的にしか見てきませんでした。しかし、白金志田町倶楽部の人々と出会い、白金の町や人々に関わるうちに、白金は、東京の下町にあたり、町には工場や昔ながらの商店街が町を盛り上げ、職人さんや、昔から続く婦人会に所属している人、新しくこの町に来たけれど、一生懸命町の取り組み積極的に参加している人など、白金の町や人の様々な姿を知ることが出来ました。白金の町は決して「シロガネーゼ」という言葉だけで、表現できるわけではありません。2回目の「こころのたねとして」は、明学という場を使うことで「寄り合う場としての原っぱ」を取り戻すとともに、明学に白金の町を現前させることも試み、それにより、白金の町や人について多くの人に知ってもらいたいと考えました。
 2回目の「こころのたねとして」は、前回取材した白金志田町倶楽部の会長さんや町工場で親子代々機械の部品を作っている方、鶏肉屋の主人や小料理屋の女将を始め、婦人会のみなさまや、白金志田町倶楽部の会員の方、カレー屋で働くネパール出身の人、美容室、お花屋、中華料理屋を営む人に学生がそれぞれ取材を行いました。今回もただお話を聞くだけでなく、一緒に町を歩きながら、昔の写真を見させてもらいながら、仕事を手伝わせてもらいながら、髪を切ってもらいながら、それぞれ話を聞いていた。また、それぞれ表現の仕方も工夫をし、猫や娘の視点を想像しながら表現をしたり、取材の際に交わした会話を再現したりと、住民一人ひとりを記録ではなく、記憶に残るようにこたねを丁寧に読み上げました。
そして10人分のこたねが読み上げられた時、表面的に見られがちであった白金の町は、厚みを増し、重層的な町として見られるようになったのだろうと思います。様々な人がその場で生活をしている、という「厚み」と、新しい町というイメージがある中、積み重ねられてきた町の歴史という「厚み」が、こたねを読み上げられたことによって、重なりはじめ、白金を重層的に見ることができるようになったのではないかと思います。
この「こころのたねとして」を開催したことで、明学は白金住民にとってどこまで「寄り合う場としての原っぱ」になったのか、今後しだいであると思いますが、発表の場のアートホールに、白金の人が何人も足を運んでくれたことで、「原っぱ」になる、まずは最初のとっかかりとなれればいいと、私は考えています。

白金アンテナとは・・・

私たち白金アンテナは、明治学院大学のボランティア学8という授業を履修している学生で構成されたプロジェクトです。
 ボランティア学8とは、「Do for othersで起業せよ」をテーマに、学生が地域貢献・地域連携のプロジェクトを構想し、実行するという単位をとるだけならば割にあわない一般教養科目の授業です。
私たちは、授業内、授業外のディスカッションや地域の方々へのヒアリング調査、フィールドスタディーを通じて、白金地域のもつ魅力や問題点を見つけてきました。
なかでも、私たちが一番の問題だと考えたのは、学生と地域の関わりの薄さです。歴史が残り下町人情溢れる町並みや人の温かさ、以外なお寺の多さ、グルメスポット・・・白金には多くの魅力が存在するにも関わらず、学生はその魅力に気づかずに駅と校舎の往復をしているだけというのが現状です。もっと多くの学生に白金の町の魅力を知ってもらいたい!魅力ある場所・人と出会う機会をもってほしい!このように思って誕生したのが「白金アンテナ」です。私たち学生が白金の町が持つ様々な資源・魅力をメンバーが実際に見て、体験して、歩きまわり、写真・映像・文章として情報をまとめ。発信していきます。
本来地域を構成するメンバーの一員であるはずの学生と地域を結びつけることができれば何か新たな変化を白金に生み出すことができるのではないかと考えています。私たちはこの企画を通じて、明学生が地域に関わるための入り口をつくっていきたいと考えています。

2011年1月4日火曜日

白金アンテナの歴史 9月28日~10月19日

茶道のお菓子探しを担当している杉ちゃんによる授業の実況中継を公開します
少し長くなるので前篇と後篇に分けて、今までの授業の流れを簡単にご紹介します

9月28日
明治学院大学ボランティア学8として最初のメンバー顔合わせ。
なんと・・・生徒9人?!
それに対して講師が3人!!!
なんて豪華な授業なんだ・・・

これから第三回まで事業企画立案に対してディスカッションを行っていく。
今回は、森田くんの「お茶べり」という企画
学生がプレゼンテーションをし、みんなで突っ込みをいれながら考える・・・
講師陣から
目的・目標・手段
が企画立案の核であることを教えて頂く
さあ、ボラ8企画ではどんなストーリーがうまれるのだろうか・・・
各人への課題として、企画の改善策を考えてくることが課された。

105
前回の「お茶べり」企画に対して改善案をディスカッションするところからはじまる。
目的・目標・手段について意識して改善してくることが課題であった。
目標は具体的な数値が達成されたか視覚化されやすい。

児童労働問題を何人に知ってもらったら啓発活動になるのか
児童労働を知ってもらった先に何があるのか・・・
講師陣にまだまだ甘さを指摘される。

その後、二つ目の企画黒澤さんの「ぱれコレ」についてのディスカッション。
ここでは、目的を「地域・障害者・学生の関係性構築」としていた。
が、目的を具体化することが求められた。

また、明学生を巻き込むイベントとして、
ぱれコレの魅力を学生にどう伝えるかが各人への課題として課された。

1012
ぱれコレについての課題をディスカッション。
その後、富谷さんの「ゲリラマルシェ」についてディスカッション。
学生として何が売りなの?
学生としての資源をどこで活用するの

また、目的の「買い物難民の解決」について
直接の解決にはつながらなくても、
根本の原因であるいくつかの穴を埋めていく解決方法をとること
問題の前提で今やるべきことを見つけることをしていくといいのではないか
という考えも生まれた。

課題として、野菜のリヤカー引き売りという手段を使って、
地域にとって何が解決できるかを考えてくること、が課されました。

1019
先回の課題を受けて、
リヤカーのいいところ、学生の売りを中心にディスカッションをしました。
ディスカッションのなかで、発表する時はストーリー性が大切だということ。
聴き手が想像しやすく、イメージを膨らませること。
そのことで共感を得やすくなるという考えを得ました。

その後は講師の石井さんのお話。
すでにあるモノに気付いて顕在化させる!
悩む前に、動きながら考えろ!
自分こそが一番の地域資源になる!
あなたという在りようが問われている
企画立案する上での大事な心構えと気付きをたくさん得ました。

以上前篇でした!
こうやって振り返ると豪華な講師陣3人からアドバイスをもらえるという
ボラ学8の魅力がわかりますね。