2011年1月5日水曜日

こころのたねとして@白金高輪2010

「こころのたねとして@白金高輪2010」は201027日に東京都港区にある白金商店会 四の橋市場にて行ったアートイベントです。

このイベントでは、学生有志10人が白金高輪地域にゆかりのある住民10人を対象に可能な限り仕事を手伝うなどして、対象者の暮らしや営みに触れながら共に過ごした時間の中で聞いたこと、感じたことを詩という形で表現し、発表しました。

会場となった四の橋市場は明治学院大学の裏側の路地を一本入ったところにある古くから町の人々に親しまれてきた商店街で、普段は八百屋のスペースを朗読発表会場として使わせていただきました。

当日は学生10人が作った詩の朗読と、ワークショップを行い、聞き取った白金の町の記憶や歴史を未来に向けてモノガタリとして紡ぎだしました。「こころのたねとして」を開催するまで学生の多くは「白金」というとシロカネーゼやプラチナ通り、大学周辺に高くそびえたつ高層マンションやビルに象徴されるような高級でおしゃれなイメージを持っていたが、会場として使わせていただいた四の橋市場をはじめ、聞き取りから浮かび上がってくる「白金」の姿は古くからある町工場や下町人情が残る白金でした。

こころのたねとして@白金高輪で白金地域の住民と関わったことや、町の中に入るきっかけが出来たことで、それまで大学と最寄り駅を往復するだけだった日常から大学周辺に立ち寄れる場所を作ることができました。また、白金の高級なイメージをいい意味で崩すことができ、本来の白金の姿、現在に至るまでの町の移り変わりや人々の営みを知ることが出来たと思います。


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