2011年1月21日金曜日

第二回匠アンテナ 工場見学

第二回匠アンテナ 町工場見学に行ってきました。
押見さんに紹介して頂き、今回訪れたのは、南麻布にある城山製作所というプラスチックをつくっている町工場です。
白金高輪駅から徒歩15分、桜田通りから路地に入っていったところに城山製作所はあります。

今回は、黒澤・七海の二人でおじゃまをし、13時~15時までの間、インタビューと工場見学をさせて頂きました。
対応して頂いたのは代表取締役の坂井さん。
坂井さんは生まれは白金であるようですが、現在は白金には住んでおらず
仕事のために通っているらしいです。
工場で働いている人は、白金に住んでいると思い込んでいましたが
どうやら3代目になると出身が白金でない場合が多いとのことです。

城山製作所は樹脂精密加工品の製作全般を行っている工場で
50年以上前から、この白金で工場を構えています。
工場では5人の職人さんが働いていて、プラスチックを切る、削る、磨く、穴をあけるといった作業が大型の機械を使って行われていました。


工場で働いている方の中には、中学校を卒業してからずっと工場で働いている人も
いるらしく、まさしく職人さん!
職人さんの中には工場の上が寮となっていて、そこに住んでいる方もいるようです。

坂井さんとのお話はときどき脱線しながらも、白金の昔話、工場のことなど色々と話をしてくれました。
昔は魚らん銀座と呼ばれていて、賑わっていたこと
魚らんあたりには町工場で働いていた人たちがよく行っていた定食屋さんがあり、500円で食べられる焼き鳥屋さんがあったこと
映画館や銭湯(坂井さんの同級生の家)があったこと・・・など
白金の昔話を聞くだけでもおもしろく、大変興味深かったです。
このような話を聞いていて感じたのは
今あるものだけではなく、今は失われてしまったものや、地域の人々の記憶の中だけにしか残っていないものを、インタビューや対話の中から聞き取り、発信していくのが自分たちの役割なのだと再認識しました。
工場で作ったというプラスチックの物入れ?も頂きました。
2月3日の寺イベントで使わせて頂きたいと思います。
坂井さんには、MMRのリーダーである前田さん、東港工業さんと押見さんの友人である畑鉄鋼さんを紹介して頂きました。次回の町歩きでは、この2つの工場のどちらかを回れたらと思います  







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